いよいよ冬本番となりました❄
冬にフィラリアの話し？と思われるかもしれませんが、現在フィラリア症は通年で予防した方が良いとされています！

【なぜ通年予防が必要か？】

かつては「蚊が活動する春から秋までの期間に予防を行えば十分」と考えられていました。
しかし、近年では地球温暖化の影響で蚊の活動期間が長くなり、冬でも感染リスクはゼロではなくなりました。
予防の確実性を上げるため、当院では《通年予防》を推奨しています。

【そもそもフィラリア症とは？🦟】

フィラリア症は《犬糸状虫（フィラリア）》という寄生虫が、蚊を媒介して動物の体内に入り主に心臓や肺に寄生します。
感染が進むと咳や元気消失、運動を嫌がるなどの症状がみられ最悪の場合には命に関わる深刻な状態になることもあります。

【フィラリア症が怖い理由】

フィラリア症の最大の問題点は、症状が進行するまで気付きにくい点です。
初期にはほとんど症状が現れないことが多く、病気が進行してから治療を始めても、完全に回復しない場合があります。
治療には長期間かかることもあり、動物に大きな負担がかかるため、予防が非常に重要です。

【フィラリア症の予防方法💊】

当院では、月１回の経口薬や皮膚に垂らすスポットタイプを処方しています。
ノミダニなどの寄生虫の予防も一緒にできるものもあります☆

投薬間隔が開いて予防を開始する場合は、血液検査が必要ですのでご相談ください！

【通年予防のメリット】

☆予防の確実性が高まる

☆フィラリアの検査が不要になる

☆予防を忘れるリスクを減らせる

☆薬の種類によってはフィラリア以外の寄生虫（ノミダニなど）の予防も同時にできる

☆暖かい地域へ旅行に行っても安心

フィラリア症は非常に怖い病気ですが、定期的な予防薬で予防することができる病気です！
是非、大切な動物たちのために通年予防をはじめましょう☆

ご不明な点やご相談があればお気軽にご相談ください(o^―^o)